校長のご挨拶

2006 HAKUBA CORTINAにて初年度開催

 

15歳からスノーボーディングを楽しみ、22歳で初めてプロ契約を結び、少しだけ大会でも成績を残し、フランスで開催されたフリーライド大会で日本チームとして優勝を経験し、28歳の頃にお客様と一緒に滑るセッションを「PRIVATE SESSION」としてスタート。今も頭にある「PS」はこれを略したものです。

このセッションをスタートした頃の僕はプロとしてはキャリア終盤でした。今まで経験してきた事や得てきた技術を自分が楽しむ為だけではなく、沢山の人にも伝える事が出来れば皆楽しんで滑り続ける事が出来るのではなかろうか?と思ったのです。そして実際に事業としてスタートしお客様と触れ合う事で「間違いない」と感じました。崖を落ちていく、急斜面を直滑降するなど今は出来ない事ばかりでした。

今スクールセッションとややこしい名前で行なっているのにはこういった以前の名残が名前だけでなく内容にも引き継がれているからです。

名前が並ぶプロやコーチは皆いろんな経験を持って大切な技術や要点を皆様へお伝えしています。

僕たちが大切にしている「ニュートラルポジション」一般的によく使われる言葉ですね、僕たちはなんかちょっとかっこいいかもしれないと思い「ポゼッソン」とも言いますがこれは「自然なポジション」とは意味が違います。この意味をぜひ雪の上で知ってください。

フリーライディングという定義に関しては多くを語りません。スキー場のコースも滑走可能な新雪エリアもツリーランエリアもバックカントリーも、色んなシチュエーションで活きる滑りをこれからも多くの皆さんにお伝えしていきます。

PS FREERIDING SCHOOL SESSION 校長

太田宜孝